はじめまして。
株式会社クレインフィールド代表の鶴田と申します。
私は2009年9月にリユース事業で起業し、当初は農機具やバイク、スクラップなどを扱っていました。
当時は廃家電なども売却ルートがあったので、廃家電を無料回収すると、お客様にも大変喜んで頂けました。
しかし輸出の規制などで廃家電が売却できなくなったり、スクラップの価格が下がったりととても不安定な状態でした。
その後はカメラ・オーディオ・腕時計・ブランド品・貴金属などと、高値で売却しやすい物をメインに買取させて頂くようにしました。
農機具やバイクのように場所も取りませんし、重たい商品はあまりありませんし、高額商品も出やすいジャンルなので、とても楽なんですよね。
その分ライバルは多いのですが、魅力があるジャンルです。
しかし、フリマアプリなどが流行り、小さくて発送がしやすく高額な商品は個人売買で売る時代となりました。
高齢のお客様でも「孫が売ってくれるから」と言われる方も非常に多くなりました。
たちまち、広告を打っても反応が悪くなっていきました。
そこで、我々がお客様に本当に求められているサービスは何なのかと、一からビジネスモデルを見直すようになりました。
結局、小さくて軽くて高額で売れる物だけを買取したいなんて、私たちのわがままでしかなかったのです。
「(私たちにとって)良い物だけを持って帰って欲しい」なんていうお客様は殆どおられません。
それよりも、多くのお客様は「片付けたい」という思いが強かったのです。
ブランド品や貴金属だけを買って欲しいというニーズではなく、中古の食器・家具・置物・雑貨・ぬいぐるみ・キッチン用品など、お家の中にある不用品を片付けたい。というニーズの方が圧倒的に多かったのです。
もちろん早い段階でそのニーズは把握していましたが、お客様のご意見を無視して自分達が効率良く仕事をすることを優先していたのです。
そんなことでは、お客様に選ばれる会社にはなりませんよね。
こんなワガママな商売をしていては会社が潰れてしまう・・・
それに気付いてからは、お客様の本当のニーズに応えるために、必死で販路の開拓に取り組みました。
そしてようやく辿り着いたのが、中古品を海外に輸出して販売するという方法でした。
中古食器や中古のキッチン用品など、日本では売れないような物でも、物資が足りない発展途上国などでは、日本の中古品はとても重宝されます。
この販路を開拓できたことにより、取扱いできる商品ジャンルが劇的に増えました。
他店ならお客様からお金を頂いて回収しないといけないような物でも、私たちは買取させて頂き、リユースできるようになったのです。
もちろん海外で売れる価格はとても安いので、中々大変なビジネスモデルではありますが、お客様からはとても喜ばれるようになり、リピーター様やご紹介を頂くことは圧倒的に増えました。
このような経験から、やはり商売は「お客様に喜んで頂けるサービスや商品を提供することが何よりも重要だ」ということを身をもって学ばせて頂きました。
自分たちがやりやすいようにすることを優先するのではなく、お客様のお望み(ニーズ)をきちんと把握して答える。というシンプルで当たり前なことですよね。
恥ずかしながら目先のことに必死になり、重要なことを忘れてしまっていた時期があったのです。
しかしこのような経験があったおかげで、お客様のお困りごとを解決して喜んで頂けるサービスを提供するということを常に頭に置いてサービスの見直しを行っています。
そしてリユース事業を通して、多くのご高齢のお客様にお会いする中で、老人ホームなど介護施設を探すのに情報を得られずに苦労されている方が少なくないということも分かってきました。
そこで、そのお困りごとを解決させて頂くべく立ち上げたのが、老人ホーム紹介事業です。
私たちだからこそでできる、施設へのご入退去居時のお片付けなども一緒にご提供できれば、より喜んで頂けるのではないかなと考えています。
このようにサービスの横展開をしながら私たちの強みをどんどん強化し、お客様のお困りごとを解決して喜んで頂けるよう日々精進して参ります。
そしてお客様はもちろん、社員や関わって下さる方を幸せにできるような会社にしていきます。
このあたりの想いは理念に詰め込みましたので、こちら↓もお読み頂ければ幸いです。
お読み頂きありがとうございました。