私は基本的にはあまり細かいことは気にしない方ですが、何故か「時間」にはうるさいんです。
昔から遅刻とか寝坊とかは嫌いでしたが、年々時間の大切さというか、焦りというか、時間に対しては、ちゃんとしておかないと全てが上手くいかないような気がして恐ろしいという感覚もあります。
とにかく時間は限られていますし、歳を取れば取るほど時間が過ぎるのが早くなっていきますので、どんどん時間の価値が高くなっていくんです。
また周りで上手くいっている人を見渡してみても、例外なく時間に対してルーズな人はいません。
この記事では私が「時間を無駄にしないために意識していること」と「時間に対する考え」をお伝えしたいと思います。
時間を区切る
例えば、朝のルーティンでいうと、5時55分に起きて、6時8分に軽くスクワットをして、6時10分〜7時10分までピアノの練習をするということを決めています。
もちろん全てのことに対して分刻みで予定を組み込んでいるわけではありませんが、自分との約束をしっかり守り抜くために工夫した結果、このようになったという感じです。
何となく「朝ピアノを練習する」や「仕事が終わってからピアノを練習する」では続かない可能性が高くなります。
他にも時間を決めて取り組んだり、時間で区切って切り替えたりすることはとても多いです。
なぜなら、時間を気にせずにだらだらするよりかは時間を決めて集中した方が圧倒的に良い結果を得られると思っているからです。
休憩を取るにしても「何となく疲れたから少し休憩を取る」ではなく、「何時〜何時まで集中してやってから○○分休憩する」という方が得られる結果が大きいと思っています。
時間の使い方に悩んだら、このように予め時間を区切るということはオススメです。
私は手帳のウィークリーリフィルを使って予め区切ったり、スマホのアラームを決めた時間ごとに設定したりしています。
普段から時間を意識する
車の移動でも、デスクワークでも、ある程度同じ内容なら「大体どれくらいの時間がかかるか」を予測できるようになってきます。
それ以外でも、あらゆることで「時間を意識して予測する」ということはオススメです。
予定を組む際に時間の区切り方が上手になるので、より時間を無駄にせずに済みます。
私は1時間ごとにApple Watchが振動するようにして、常に時計を見なくても1時間経過したことを意識するようにしています。
人の時間はもっと無駄にしない
私は自分の時間を無駄にするのはもちろん嫌ですが、人様の時間を無駄にすることはもっと嫌なんです。
例えば、弊社の出張買取事業部では、お客様宅にお伺いさせて頂く時間を13時〜15時というように、幅を持たせてご予約をお取りさせて頂いております。
これは前のお客様の物量によって、次のお客様宅にお伺いできる時間が変わってしまうため、予め幅を持たせてご予約を頂いております。
しかしお客様からしてみれば、13時〜15時とはいっても、13時よりなのか、14時くらいなのか、それとも15時よりになるのか、なるべく早い段階で知りたいはずです。
それはやはり、時間の使い方が変わってくるからです。
「13時10分に来るなら待っとくけど、14時50分に来るなら、それまでに買い物に行けるな」というように予定が立てられます。
もちろん「時間の使い方」や「時間に対する考え方」は人それぞれですが、
一つ言えるのは、今の若い世代の方より、私たちより上の、日本の高度成長を支えられてきた世代の方々の方が「時間には厳しい」ということです。
それは学校にしても会社にしても「今」よりはるかに時間に対して厳しかった時代を生きぬかれてきたからです。
弊社の事業のメインのお客様は、そういった世代の方々です。
だからこそ、私たちは「私たちの時間に対する感覚」ではなく、「お客様の時間に対する感覚」に寄り添っていくことがとても重要だと思っています。
ですので、前のお客様の買取が終わり、次のお客様宅への到着時間が分かった段階で、担当者からお電話をさせて頂くようにしています。
ときに、前のお客様の買取が長引きそうなら、事務所のスタッフからお電話させて頂くこともあります。
また、時間に遅れてお待たせすることはもちろんいけませんが、事前連絡なしに到達が早すぎてもいけません。
一番の理想は「約束のお時間の3分前にチャイムを鳴らすために10分前についておく」ということです。
また到着時間以外にも、私たちのサービスでお客様を「がっかりさせてしまう」とか「後悔させてしまう」ということも同じく時間に関わってきます。
お客様のお時間を頂いた上に期待を裏切ってしまっては、お客様からすれば、これ以上の時間の損失はありません。
ですので企業理念にも取り入れているように「お客様にどうなってほしいのか」を考え、「より良い未来をご提供できるようにお客様の課題を共有し、それに全力で取り組む」ということを日々のミッションとしています。
目の前のお客様に全力になり過ぎるあまりに、時間がいっぱいいっぱいになって、次のお客様をお待たせしてしまうこともあり、お待たせしてしまうお客様には大変心苦しいのですが、それだけ全力になってくれる従業員には感謝の気持ちでいっぱいです。
「時間」に対しては、実際の現場では全てが理想通りとはいきませんが、あらゆる方面から見直し、お客様にご不便やご不安をかけないよう精進して参ります。
従業員の時間も同じ
更に私は会社の経営者という立場ですから、お客様に対してだけではなく従業員に対しても同じです。
この会社で働いてもらっている以上は、「絶対に取り戻すことができない貴重な時間」を投資してもらっているということなので、それに対するリターンを提供できるようにしなければなりません。
リターンとは、経済的なことを含め、人生やキャリアの充実であったり、老後のゆとりある生活であったりすると思っています。
従業員が、お客様のより良い未来を考えて全力で日々のミッションを遂行できるようにするためにも、従業員が安心して働ける会社にしていけるよう、私は私の務めを果たしていこうと思います。